ついこの間、9月8日に皆既月食があったばかりなのに、もう日食? 「食」って特別って言う割にけっこうあるよね?と思う方も多いかもしれません。
日食と月食はセットで約半年ごとに訪れるもの。太陽・月・地球が一直線に並ぶ時に起きて、満月が地球の影に入る時に月食が、月が太陽を隠せば日食が起きます。
観測できる時とできない時があるので、例えばメディアでの報道のされ方、盛り上がり方もその都度変わります。
今回は日本からは観測できませんが、でも占星術的に見れば、目で見ることができるかできないかでエネルギーが変わるわけではありません。
日食を伴った強力なパワーを持つ今回の新月。
どういうふうに宇宙のパワーを活かせるのか、見ていきましょう。
食を伴う新月や満月は「特別な節目」
食を伴う新月や満月は「特別な節目感のあるもの」とされています。
今回は日食ですから、社会に向けた表の自分(顕在意識)を表す太陽を、素の自分(無意識、潜在意識)が覆い隠してクローズアップされる形となります。
つまり、普段意識していない自分の心の声が大きな存在感を持つのです。
そして、太陽を隠して大きく浮かび上がった潜在意識(月)が過ぎ去って再び太陽が現れる時には、それは「自分が再生する」という解釈ができます。
ですから、この日食を伴う新月の強烈なパワーを活かして、新たなエネルギーを得た自分となるためには、自分の内なる声に耳を傾けることが鍵となります。
乙女座で続けて起きる新月
また、この新月は前回の新月(8月23日)と同じ乙女座で起こります。
続けて2回、同じサインで新月が起こること自体が珍しいことです。
「乙女座で起きる新月ってどういう意味?」という方は、こちらの記事↓を先にお読みください。

占星術では、度数が進むと成長し成熟していくという考え方をします。
つまり、今回の新月は乙女座的テーマについて、8月の新月に始めようとしたけどできなかったことなどに2度目のチャンスがもらえるだけでなく、前回から少し発展させた形、進行した形で仕切り直せると考えられるわけです。
乙女座は「調整」「整理」「改善」「健康管理」「実務能力」といったキーワードを司る星座です。他の新月以上に、「大きな切り替え」や「やり直し」というリセットの力が強まります。
ということは、例えば、普段考えることなしに続けているルーティンや、義務について問い直すことができるかもしれません。
本当に不可欠なのか。実はそれをしないと他人から認められないという思い込みでやっているのかもしれない、など。
自分の内側をみつめて、自分のためにしっかり休んだり、状況の改善のきっかけをつかんだりできやすいチャンスです。

具体的にどう落とし込むか
乙女座は小さな無駄を削ぎ落とし、効率的な形に整えるエネルギーを持っています。
仕事面では、業務フローを洗い直したり日々のルーティンを点検したりするのに最適です。
何かの処理や進め方のプロセスを、何気なく続けるのではなく見直す。
資料のフォーマットを統一するなどの細やかな調整も後々大きな成果を生むでしょう。
乙女座は体調管理とも縁が深い星座です。健康・生活習慣のアップデートには最適です。
食生活の改善や運動習慣のリスタートに、この日を区切りとして取り入れるのがおすすめです。
日食の強力なリセットパワーで、悪習慣を手放すきっかけにしちゃいましょう。
さらに、「誰かの役に立つ」視点を強めるのも乙女座新月ならではのテーマです。
自己完結するのではなく、周囲にどう貢献できるかを考えるて動くと、小さな行動が評価されたり思わぬ大きな結果を生んだりしやすい時期です。
まとめ
9月22日新月は、部分日食を伴う特別な新月で強力なリセット力を持っています。
乙女座の持つ「整理・調整・健康・義務・貢献」といったテーマに、日食新月の強いパワーを重ねると、生活習慣や仕事の仕組み刷新、義務や責務に対して見つめ直すなどに最適なタイミングと言えるでしょう。

