2025年10月21日天秤座新月:対話のリセットと新しいつながりの始まり ― 距離感を再調整して心の針をまっすぐに戻すとき ― 

夜空に浮かぶ天秤座新月

2025年10月21日夜、天秤座で新たな月のサイクルが始まります。この日は、太陽と月が天秤座 28度で出会います。

この星の配置には、「関係性」「パートナーシップ」「対話」「バランス」が強く関わっています。
ただ単に“新しいことを始める”のではなく、“誰と/どのように”始めるかが、今回の重要なテーマ。

ちょうど高市早苗さんが女性初の総理大臣に選出されましたが、誰とどのように始めるのか。バランスと関係性が鍵ですね。天秤座金星がのびのびと元気に新しい挑戦を応援しているようにも思えます。

「そもそも天秤座で起きる新月ってどういう意味?」という方は、こちらの記事↓を先にお読みください。

今回の天秤座新月の特徴:関係性のプレッシャーと新しい質

今回の天秤座新月は、ただバランスを取るだけではなく、“新しい質を伴った調整”を促すものです。
まず、月・太陽=天秤座 28度台という“終盤度数”であることがポイント。
これは、これまで築いてきた人との関わりの“役割”や“過剰な調整”を見直し、本当の公平・対等・協働を問うサインとも言えます。
さらに、木星(蟹座)との近接角によって、“感情や期待が拡がりすぎてしまう”可能性があります。
関係性の中で「自分ばかり頑張る」「相手に頼り過ぎる」「ノンストップで与え続けている」などの傾向がある人は、その“アンバランス”が表面化しやすい流れです。
その中で、金星が天秤座で支配星という配置が、“丁寧な対話”“美しく整った関係性”を後押しします。

つまり今回は、「関係をただ円滑にする」のではなく、「関係の質を刷新する」「誰と/どう関わるかを選び直す」ための新月と言えるでしょう。

実践ヒント:新月を関係性リセットの機会に

  1. 関係リストを作る
     手帳や紙に「今の関係で、誤解・滞り・気になることがある人」を3人まで書き出しましょう。
     次にその中から「この人とは今後どうしたいか」をシンプルに3語で言語化。
  2. 誠実な対話の設計
     会話をする場面を設けるなら、「ありがとう」「ごめんね」「こうしたい」という言葉を心に置いておくと、天秤金星の支援が得られます。
  3. 期待と現実のギャップを俯瞰する
     「与えすぎ」「頼りすぎ」「役割が固まりすぎ」など、自分の立ち位置を客観的に見る時間を数分とりましょう。
  4. 空間を整える行動
     自分と誰かの関係が映る場所=リビング、デスク、対面のソファなどを少し整えましょう。物理的な“調和”が、心のバランスを助けます。

まとめ そして次の満月へつなげるリズム

この新月は“感情のボリューム調整”が鍵です。大きくなる気持ちを丁寧な言葉小さな合意に落としましょう。
そして、この新月で整えた「関係の質」「言葉/距離感」を、次の満月(2025年11月5日 牡牛座満月)で“現実的な形”に落とし込むと、効果がさらに深まります。
今回の新月は“種まき”と“対話設計”のタイミング。
焦らず、ゆるやかに新しい関係の形を育てていきましょう!

天秤座新月 読み解くための星の配置

今回の星読みの根拠となった占星学的データは以下の通りです。
ご興味のある方はどうぞ。

  • 新月の度数天秤座28度台で太陽と月が合。
  • 木星蟹座24度台(新月とスクエア)。感情・期待が“大きくなりやすい”配置。
  • キロン牡羊座24度台R。新月(天秤)とオポジション圏、対人テーマに古傷が触れやすい。
  • 土星魚座26度台R。天秤座新月とはクインカンクス(150°)圏で、“微調整・違和感の調整”の色合い。
  • 金星天秤座8度台(支配星がホーム。関係性の“調和”を後押し)。
  • 火星蠍座19度台(深掘り・本音・腹決めの行動へ)。
  • 木星(蟹)とキロン(牡羊)を絡めたTスクエア的な緊張(風、水、火の活動宮Tスクエアで動きたいのに葛藤が生じやすい)

今回の新月は天秤座28度。対向には牡羊座キロンが、さらに蟹座の木星スクエアを形成。
これらは「関係のバランス(天秤)× 自己主張・痛点(牡羊キロン)× 感情の拡張(蟹木星)」という三つ巴。大切な相手との距離感や役割分担に、感情がふくらみやすく、“言い過ぎ/抱え込み過ぎ”の両極に振れやすい配置。
一方で、新月の支配星金星は天秤座。丁寧な対話・礼節・美意識が効く。行動星火星は蠍座で、表面的な迎合ではなく本音で合意して腹を決めるのを後押し。土星(魚座)とはクインカンクスの調整角で、違和感は小さな仕様変更で解消できるサイン。

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